10年以内に新株発行するマザーズ銘柄IPO

マザーズ銘柄IPOは投資家の注目度が高い銘柄が多いといえます。東証一部や二部と違って、大きく業績を伸ばす可能性のある新興企業やベンチャー企業がマザーズに上場するからです。マザーズは東証一部へのステップアップが目的とされるため、マザーズに上場してから10年経過すると、市場変更か上場継続するための再審査が行われます。同じような市場でジャスダックがありますが、ジャスダックにはそのような基準はありません。

そのため、投資家からはマザーズは企業規模を拡大するために上場する企業、ジャスダックは健全なキャッシュフローにするために上場する企業と見られています。
マザーズ銘柄IPOは企業規模を拡大する意思表示になり、投資家の期待からIPOの公募価格より初値が相当高くなる傾向があります。

株価の下落しかし、既存株主が上場後に決められた日数の間、売却できないロックアップ期間を過ぎると、株価が下落することがあります。また、10年以内に東証一部上場するためには、上場時の調達資金だけでは、足りない事があります。資金の不足は新株を発行して増資するケースがあり、株式の希薄化による株価の下落要因となります。

マザーズ銘柄IPOを購入できた場合には、投資家の期待から株価が上昇する上場直後からロックアップ期間中に売却する短期取引が向いています。

マザーズ銘柄IPOを購入できなかった長期保有を目的とした投資家であれば、上場後からロックアップ期間までは株価が大きく変動するので、すぐには株を購入せず、株価の動向を長く見た方が良いでしょう。その間、企業規模拡大のための資金調達として新株を発行することによって株価が下落した時が、買い時といえるかもしれません。